2020年はコロナ・ウイルスで様々なことに影響が現れました。そのためウイルスばかりが話題になっていますが、それ以外でも重要なこと起きています。その一つがベルリン中心部に地下鉄の路線が延伸することです。延伸するのはベルリンの東部に伸びるU5です。延伸することで、ベルリン中心部にあるBerlin Hauptbahnhof(ベルリン中央駅)に接続して、移動が非常に簡単になります。今回はそんなU5の延伸について紹介します。
今回延伸するU5は旧東ベルリン地区に伸びる地下鉄の路線で、現在はベルリン郊外のヘーノウ駅と中心部のアレクサンダープラッツ駅を結んでいます。その路線が2020年12月4日に延伸して、ベルリン中心部に新しい駅を設けて、ベルリン中央駅に接続されるのです。これによって誕生する新しい地下鉄の駅は、Rotes Rathaus(赤の市庁舎)駅、Museumsinsel(博物館島)駅、Unter den Linden(ウンター・デン・リンデン)駅です。ただしMuseumsinsel駅は2021年夏のオープン予定で、それまでは通過することになります。
このような市の中心部を通ることになるU5ですが、Brandenburger Tor(ブランデンブルク門)駅、そしてBundestag(国会議事堂)駅を通り、ベルリン中央駅に到着することになります。このように新しく誕生する駅、そして延伸によってU5に接続される駅は、いずれも重要な観光名所が近くにあるため、地下鉄を使った観光が簡単になります。今までこのような観光スポットへ駅から歩いたり、バスを使う必要があったため、冬や悪天候の日は面倒でしたが、これからは地下鉄で簡単にまとめて訪れることができるのです。
街の中心部に地下鉄の路線が延伸して便利になりますが、一つだけ気をつけて欲しいことがあります。それは、Französische Straße駅です。こちらはU6の駅ですが、U5の延伸によって閉鎖されることになります。というのも、新しく誕生するUnter den Linden駅が、すぐ近くにあり、今後はこちらの駅がU6の駅としても使われ、地下鉄路線の乗り換えができるようになるからです。そのため古い地図にはFranzösische Straße駅がありますが、今後は無くなり、それとほぼ同じ場所にあるUnter den Linden駅を使うことになると覚えておいてください。
新しい地下鉄の路線図はこちらのページでPDFファイルをダウンロードすることができます。(2020年10月31日に公開されたもので、新しいブランデンブルク国際空港の駅にも対応しています)
ベルリン市交通局(BVG)のページはこちらです。
地下鉄の路線U5に新しく誕生したRotes Rathaus(赤の市庁舎)駅については、こちらの記事で紹介しています。
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