1919年に設立されたデザインや建築など美術教育を行なっていたバウハウス。2019年はそんなバウハウスが設立されて100周年の記念の年です。ヴァイマールで設立された1925年にデッサウへと移転してバウハウスは、さらに1932年ナチスの台頭によってデッサウからベルリンへと移転しました。そして1933年にその短い活動を終えたのです。1925年から1932年までバウハウスが拠点を構えていたデッサウには多くのバウハウス関連の建物が残されています。今回は、そんなデッサウのバウハウス関連施設の見所を簡単に紹介します。
1、バウハウス校舎
バウハウス初代学長であるヴァルター・グロピウスが手がけた建物。ガラス窓が外壁を覆うように取付けられており、建物内の明るさが印象的です。建物内の大部分は見学可能となっており、バウハウス関連の展示を見ることもできます。
開館時間:10時〜17時
住所:Gropiusallee 38, 06846 Dessau-Roßlau
2、マイスターハウス
バウハウスの教師が住んでいた建物。設計はヴァルター・グロピウスが手がけています。一棟の建物内に二家族が住めるようになっており、内部は非常に機能的な作りとなっています。建物に住んでいたのは、パウル・クレーやヴァシリー・カンディンスキーなどの教官。現在建物は開放されており、当時の様子を展示などで見ることができます。
開館時間:10時〜17時(11時〜17時/11月〜3月)
住所:Ebertallee 59–71, 06846 Dessau-Roßlau, Germany
3、コンシュームビルディング
ヴァルター・グロピウス設計による機能的な建物。近くには同じくグロピウスが手がけた集合住宅があり、その集合住宅の地区の中心的な建物としての役割を持っています。現在は展示及び、バウハウス関連のインフォメンションセンターとして開放されています。
開館時間:不明
住所:Am Dreieck 1, 06849 Dessau-Roßlau
4、デッサウ・テルテン集合住宅
ヴァルター・グロピウスが手がけた集合住宅。1920年に一般市民の手の届く住宅が不足しており、その不足を補うものとして建てられました。当時の一般的な住宅が抱えた問題を解決するために各戸に庭があり、より良い暮らしが送れるようになっています。
開館時間:現在も集合住宅として一般利用されているため、内部は一般公開されていません。
住所:06849 Dessau-Roßlau
※バウハウスについてはこちらの記事でも紹介しています※
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