ベルリンの中心地にある自然史博物館は、ドイツ国内でも最大のコレクションを誇り、年間60万人の人が世界中から訪れています。
博物館自体のサイズはそんなに大きくないのですが、注目すべきはその恐竜の化石コレクション。
1889年に建築された趣のある建物の展示スペースに入ってすぐ目に飛び込んでくるのは13.27mの高さを誇る、ブラキオサウルスの化石です。
この化石は、組み立てられた恐竜の化石の中でも世界最大の大きさということでギネスの認定も受けています。
ちなみに、しばらくの間(2018年7月現在)この博物館では恐竜界のスーパースター、ティラノサウルス・レックス(以下Tレックス)の骨も展示されています。
期間限定で展示されているこのTレックスの化石は、2010年にアメリカ・モンタナで発見後に4年かかって採掘され、世界で最も状態のいいTレックスの骨なんだそう。確かに本物を見たときは『これレプリカかな』といやらしい疑いを抱いたほど状態のいいものでした。
このTレックスには、この化石の個人所有者二人の息子さんの名前にちなんで『Tristan Otto』と名付けられています。
(個人所有で恐竜の骨を所有って凄すぎる…)
このTレックスの化石は、研究とプレゼンテーションのために所有者の好意で数年間ベルリンの自然史博物館に無料で貸しだされ、現在ヨーロッパで唯一観れるTレックスのオリジナルの化石なんだそう。
Tレックスがいつまで展示されているかは公式ホームページにも明示されていなかったので、『ぜひ見たい』という方は前もって調べてから行くことをお勧めします。
恐竜以外にも宇宙に関しての展示や、様々な動物の剥製などもあり、子供だけではなく大人もじっくり楽しめる場所でした。
●ベルリン自然史博物館 (Musem für Naturkunde)
住所:Invalidenstrasse 43, 10115 Berlin
最寄駅: 地下鉄U6、トラムM5、M8、M10、12 「Naturkundemuseum」駅下車
営業時間:火曜~金曜:9:30~18:00 土曜、日曜、祝日:11:30~20:00
(入場は閉館時間の30分前まで。年末年始は営業時間が変わるので事前に確認ください)
入場料: 8ユーロ(大人)
15歳までのお子様、学生証をお持ちの学生は入場料無料
https://www.museumfuernaturkunde.berlin/en/museum(ドイツ語、英語)